第15回検討委員会「健康診査」結果報告要旨
第15回検討委員会(平成26年5月19日開催)で報告いたしました内容の要旨と、報告に対する各検討委員からのコメントを掲載いたします。
対象について
平成23年時指定の避難区域等の住民及び基本調査の結果必要と認められた方を対象とし、「県民健康調査」健康診査を行っています。
- 【避難区域等】
- 田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の全域 及び伊達市の一部(特定避難勧奨地点の属する区域)
平成23~25年度の受診状況
16歳以上及び15歳以下の受診率は23年度から25年度にかけ低下傾向にあります。
この理由として、平成23年度から毎年実施している健康診査が定着し、いつでも受診できる安心感から受診時期を逃してしまった方や、医科大学が実施する集団健診での、受診受付締切日が早すぎた為、申込みのタイミングを逃してしまった、という方も見受けられました。
この様な状況を踏まえて、平成 26 年度以降は締切日の時期を延ばす等、引き続き利便性の充実を図るとともに、以下のような取り組みを行い受診率の向上に努めてまいります。
- 受診勧奨(リマインダー)の実施
- 市町村の衛生部門と連携した効果的な広報を強化していくとともに、昨年度に引き続き、受診期間の途中でも受診勧奨(リマインダー)を行います。
- 住民向けの説明会の実施
- 平成24・25年度に引き続き、健康への意識を高めて頂く足掛かりとなれるよう、より多くの会場でよろず健康相談を実施します。
- 健診結果の見方についての冊子作成
- 健診結果をご本人へお送りする際に、健康的な生活を支援するための解説等を盛り込んだパンフレットを作成し、平成26年度から同封いたします。
平成23年度~25年度受診率
平成26年度の実施計画(案)
県内に居住している対象者
昨年度に引き続き、対象市町村において市町村が実施する特定健診・総合健診で追加項目を上乗せして同時に実施できるようにするとともに、集団健診や医療機関での個別健診の実施の他、小児健診の早期実施(7月からのスタートを想定)に努めます。
県外に避難している対象者
昨年度に引き続き、対象者の要望をもとに、各都道府県で健診可能な医療機関を充実させるとともに、早期実施(夏頃からのスタートを想定)に努めます。