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乳幼児から青年期における甲状腺の大きさについて~福島県県民健康調査~ Systematic determination of thyroid volume by ultrasound examination from infancy to adolescence in Japan: the Fukushima Health Management Survey.

著者【筆頭著者】
放射線医学県民健康管理センター:鈴木悟
【連絡・責任著者】
放射線医学県民健康管理センター:鈴木悟
【共同著者】
放射線医学県民健康管理センター:緑川早苗、福島俊彦、志村浩己、大平哲也、大津留晶、阿部正文、柴田義貞、山下俊一、鈴木眞一
掲載「Endocrine Journal」(2015年  62号 261から268ページ)
関連リンクhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj/62/3/62_EJ14-0478/_pdf

正常甲状腺の大きさは、年齢と体表面積によって決まってくることが諸外国では報告されていますが、日本では系統立てて、超音波を用い、小児甲状腺の大きさの正常値を報告した論文はほとんどありません。この論文では、0--19歳の甲状腺の正常の大きさについて、明らかにすることを目的としました。対象者としましては、2011年9月11日から2012年3月31日までに福島健康調査にご同意いただいた38.063人の方々です。

この方々のうち、種々の理由で計測が困難であったり、甲状腺が欠損している方々を除いた34,227人(男性17,233人、女性16,994人)の計測値を利用いたしました。甲状腺の右と左の大きさをそれぞれ、楕円形として、超音波による横、厚さ、縦の計測から容積を計算し、平均とばらつきを算出しました。男女別、各年齢の小さい人からと大きい人からのそれぞれ2.5%にあたる方の値を算出し、表や図を用いて記載しました。甲状腺の大きさは、既報のとおり、年齢や、体表面積と正の相関を認めました。右の甲状腺は左の甲状腺よりも大きいことがわかりました。 体表面積や年齢による影響を除くと、女性の方が男性よりも甲状腺は大きいことがわかりました。この正常値の値は、今後、日本の小児甲状腺の大きさの基準値を決める上で、有用であると考えています。