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会議報告:福島事故後の将来的な健康リスクに関する研究への提言 Meeting report: Suggestions for studies on future health risks following the Fukushima accident

著者【筆頭著者、連絡・責任著者】
国際がん研究機関(IARC):稲益智子
【共同著者】
Sara.Schonfeld、阿部正文、Pernille E Bidstrup、Isabelle Deltour、
Takashi Ishida、石川徹夫、Ausrele Kesminiene、大平哲也、大戸斉、 鈴木眞一、Isabelle Thierry-Chef、矢部博興、安村誠司
Joachim Schuz、山下俊一
掲載「Environmental Health」(2015)

福島県立医科大学の放射線医学県民健康管理センターと国際がん研究機関の環境・放射線部門(Section of Environment and Radiation)は、2013年10月、日本の福島県において共同ワークショップを開催し、2011年3月の福島第一原子力発電所事故後の健康への影響に関する長期的な研究の機会と課題についての議論が行われました。本報告では、議論の4つの重要な領域-甲状腺検診、線量測定、精神衛生及び非放射線リスク要因-について記述し、本ワークショップからの提言を要約します。

ワークショップにおいて出された4つの提言は、1)福島県における長期的ながんの負担をモニタリングするために、地域がん登録を構築すること、2)様々な独立した活動、特に線量再構築と健康状態の確認に関連する活動から得られたデータの今後の関連付けを可能にすること、3)放射線要因と非放射線要因のもつれをほどくための生活様式要因及び行動要因の反復測定による長期的な観察研究を設定すること、及び4)自然災害による被災者を対象として、彼らの健康リスク懸念について理解を深めて対処するための対策を含む一次予防戦略を実施することでした。

本ワークショップは、様々な機関や分野の研究者の間でよく調整されたデータ収集により、被災者の負担が軽減され、出現する多くの要因間の関係を検討するための取り組みが促進され得ると結論付けました。