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原子力事故後の放射線の健康への影響及びその他の健康問題について;特に福島に焦点をあてて From Hiroshima and Nagasaki to Fukushima 2
Health effects of radiation and other health problems in the aftermath of nuclear accidents, with an emphasis on Fukushima

著者【筆頭著者、連絡・責任著者】
福島県立医科大学医学部放射線災害医療学講座:長谷川有史
【共同著者】
谷川攻一、大津留晶、矢部博興、前田正治、重村淳、大平哲也、
富長孝子、明石真言、廣橋伸之、石川徹夫、神谷研二、渋谷健司、
山下俊一、Rethy K Chhem
掲載「Lancet」(2015)

増加するエネルギー需要を満たすために、現在、世界中で437の原子力発電所が稼働しています。残念ながら、過去に5ヵ所、すなわち、キシュテム(1957年、ロシア[当時はソビエト社会主義共和国連邦])、ウィンズケール(1957年、英国)、スリーマイル島(1979年、米国)、チェルノブイリ(1986年、ウクライナ[当時はソビエト社会主義共和国連邦])、および福島(2011年、日本)で大規模な原子力事故が発生しました。

これらの事故が個人や社会に与えた影響は、多様で永続的なものです。今日に至るまで原爆被爆者およびその他の放射線被爆者が被った放射線による健康影響に関する証拠が蓄積され、それによって国内外の放射線防護規制の基礎が築かれてきました。

しかし、過去の原子力事故の経験からは、共通の課題は必ずしも直接放射線暴露に起因する身体的な健康上の問題ではなく、むしろ心理的および社会的影響であることが示唆されます。加えて、避難と長期にわたる転居は、入院患者や高齢者のような災害時に最も脆弱な人々に深刻な医療問題をもたらしたのです。