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避難区域住民における心的外傷後ストレス反応の変化と関連因子:福島県民健康調査からの3年間フォローアップ研究 Changes of Posttraumatic Stress Responses in Evacuated Residents and Their Related Factors : A 3-year follow-up study from the Fukushima Health Management Survey

著者【筆頭著者、連絡・責任著者】
久留米大学医学部神経精神医学講座:大江美佐里
【共同著者】
福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座:前田正治、藤井千太
放射線医学県民健康管理センター:高橋秀人、針金まゆみ、永井雅人、阿部正文
福島県立医科大学医学部神経精神医学講座:三浦至、矢部博興
福島県立医科大学医学部疫学講座:大平哲也
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座:安村誠司
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター:鈴木友理子
掲載「Asia Pacific Journal of Public Health」(2017)
関連リンクhttp://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1010539516680733?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori%3Arid%3Acrossref.org&rfr_dat=cr_pub%3Dpubmed&

福島第一原発事故後の心的外傷後ストレス反応と心理的回復関連因子に関して、長期的経過がどのようなものであるかはまだ知られていません。この研究で私たちは3年間のPTSD症状の推移をパターン化して示し、心理的回復と関連する因子を探索しました。対象者は避難区域の住民1万2371名でした。対象者のPTSD症状を4つのグループ(慢性に症状が持続する群、症状がほとんどないまま経過する群、症状が回復した群、症状が回復しなかった群)に分類しました。統計解析の結果、「日常生活の中で笑う機会があること」は、症状が良好な方向に推移することと関連が高いことがわかりました。その一方で、高齢者や生活環境が厳しい方は、症状の悪化方向への推移と関連が高いことが明らかとなりました。