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妊産婦に関する調査


原子力災害後の児童における情緒面での症状と仲間関係づくりの問題の軌跡:福島県民健康調査のエビデンス Trajectories of Emotional Symptoms and Peer Relationship Problems in Children after Nuclear Disaster: Evidence from the Fukushima Health Management Survey.

著者【筆頭著者、連絡・責任著者】
大江美佐里1
【共同著者】
前田正治2,3、大平哲也2,4、針金まゆみ2、神谷研二2、大戸斉2
板垣俊太郎5、矢部博興5、鈴木友理子6、安村誠司2,7
1 久留米大学医学部神経精神医学講座、2 福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター、3 福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座、4 福島県立医科大学医学部疫学講座、5 福島県立医科大学医学部神経精神医学講座、6 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、7 福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座
掲載「International Journal of Environmental Research and Public Health」(2018)
関連リンクhttp://www.mdpi.com/1660-4601/15/1/82

私たちは、福島第一原発事故後が児童に与えている影響のうち、情緒面での症状と仲間関係づくりの問題の2項目について、35ヶ月間に行われた3回の調査での推移を調べました。対象者は避難区域の小学校1年生から6年生までの児童1万1791名でした。調査の結果、情緒面での症状については4つのグループ、仲間関係づくりの問題については3つのグループに分かれることが明らかとなりました。情緒面での症状においては、津波や原発事故の被害体験や運動不足といった要因が悪化方向への推移と関連していました。仲間関係づくりの問題については、原発事故の被害体験や運動不足といった要因が悪化方向への推移と関連していました。性別では情緒面での症状は女子、仲間関係づくりの問題については男子であることが悪化方向への推移と関連していました。