「県民健康調査」の情報をご提供するサイトです






長期にわたる低線量の外部被ばくの影響について検証することで、次の世代の健康づくりに役立たせるのが目的と聞きました。

県民の皆様の健康を見守ることが第一であり、実験材料にすることは決してありません。世界に例のない、福島第一原発事故による低線量被ばくは、これまでの知見から県民の皆様の健康に大きな影響を及ぼすものではないと考えております。

http://fukushima-mimamori.jp/qanda/outline/000144.html

しかし、低線量被ばくの健康影響については、さまざまな学説もあることから、より安心いただくために、100ミリシーベルト以上での健康影響評価を参考に、そのリスクを推測し、長期にわたり健康を見守り続けるために、この県民健康調査を実施しています。結果としてこれらのデータが次世代に役立つ可能性があります。調査=実験=モルモットのよう感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中の調査の多くはそのような図式にはあてはまらないと考えます。逆に、科学的に妥当な調査がなかなか行われなかったために、健康被害に早急な手が打てなかったり、被害がないのにもかかわらず過剰に不安があおられて社会が疲弊したりということは、これまでの歴史の中でしばしば起こっているようです。本調査には、このような大災害後の皆様の健康増進の基盤の一つとご理解いただいた上でご協力いただければと思います。もちろん、調査は強制的なものではございませんから、協力する気持ちになれない方は、ご自身のお考えでご判断ください。

本調査は、これまであった様々な放射線と健康の問題に対し、また放射線事故や災害に対し、そしてあってはならないことですが、万一またレベルの大小はあっても同じような事故が世界のどこかで起きたときに対しても、福島県民の皆様の健康データを、他の人々の命と健康を守るための貴重な参考データとして活用できればと考えています。そのような意義もご理解いただき、ご協力いただければと思います。例えば、チェルノブイリの原発事故の経験とデータから、放射性ヨウ素による内部被ばくで小児甲状腺がんの発生が確認されました。すなわち放射性ヨウ素に汚染された牧草を食べた牛の乳を子供たちが大量に飲んだことによるものだと解明されました。この知見があったからこそ、福島県をはじめとした自治体は、事故後すぐに原乳の流通をストップすることができたのです。

県民健康調査によるデータは世界の財産として、福島で管理され、日本や世界の人の健康を守るために情報発信され役立てられます。