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震災後生まれた子どもが甲状腺がんになるのではないかと心配です。

チェルノブイリの放射線事故で、現在まで明らかに発がんが増加した疾患は、子どもの甲状腺がんと言われていますが、これは、放射性ヨウ素の内部被ばくが原因と考えられています。物理的半減期から4月下旬以降は環境中から消失しています。しかも今回の原発事故によるほとんどの福島の子どもさんの甲状腺被ばく線量は、チェルノブイリとは全く違い、かなり低いと予想されています。

放射性物質の物理学的半減期
放射性物質 半減期(物理学的半減期)
セシウム137 30年
セシウム134 2.1年
ヨウ素131 8日
カリウム40 13億年

しかしわずかでも甲状腺の被ばくを考え長期にフォローした方がいい子どもさんがおられる可能性を考え、現在、福島の子どもたちの甲状腺の検査が行われています。

胎児と甲状腺がんの発症率に関してのチェルノブイリの事故のデータでは、事故の時、胎児(お母さんのお腹の中にいた)だった子どもの甲状腺がん発症は2409人を調べてわずかに1人で、事故のとき既に生まれていた新生児の甲状腺がん発症率は31人/9720人(Shibata Yら. Lancet 2001年)で、単純に比較すると胎児の発症リスクは子どもの8分の1となり、胎児はお母さんにより守られていたと考えられています。

以上のデータはあくまでもあるレベル被ばくした場合の(例えば甲状腺の被ばく線量、臓器等価線量が数千mSvというチェルノブイリと比較したときの)リスクの話が中心です。福島県での一般住民の被ばく量はいままでお話してきたデータに出てくる数値よりさらに少ない量と考えられます。ご心配なさらなくて大丈夫と思います。