福島県民の健康の維持、増進を図る
福島県「県民健康調査」とは
福島県「県民健康調査」は、福島県が福島県立医科大学へ委託して実施している、健康調査です。その目的は、東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散や避難等を踏まえ、県民の被ばく線量の評価を行うとともに、県民の健康状態を把握し、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図ることです。
県民健康調査は平成23年6月に開始されました。空間線量が最も高かった時期における放射線による外部被ばく線量を推計する「基本調査」と、詳細調査と位置づけている4調査「健康診査」「甲状腺検査」「こころの健康度・生活習慣に関する調査」「妊産婦に関する調査」の計5調査を実施しています。
ごあいさつ
日頃より「県民健康調査」へのご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。
この度、公立大学法人福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター長を拝命いたしました。
東日本大震災に伴い発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散や避難等の影響を踏まえ、福島県は「県民健康調査」を行ってきました。当センターは、福島県の委託を受けてこの調査の実施を担い、県民の健康状態の把握から適切な予防、治療や支援へとつなげ、長期にわたる県民の健康を見守っています。調査の実施に当たっては、国内外の大学や研究・行政機関、学術団体等の協力と支援をいただきながら、本調査の充実、発展に努めております。
私は当センター開設当初から、「県民健康調査」に関わり、本調査の企画、実施、評価、そして県民の皆様への支援を行ってきており、今後は、微力ながら「適切な支援のために調査を行う」という本調査の原点に立ち返り、県民の健康維持・増進の実現のために、本調査がより良い調査となるよう努めてまいります。
公立大学法人 福島県立医科大学
放射線医学県民健康管理センター長
安村誠司
お問い合わせ
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター
〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地
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