福島県「県民健康調査」は、福島県立医科大学が福島県からの委託を受けて実施している健康調査です。その目的は、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故による影響を踏まえ、県民の皆さまのこころとからだの健康状態を長期にわたって見守り、疾病の予防や早期発見・早期治療につなげ、将来にわたる健康維持・増進を図ることです。「健康診査」は、4つの詳細調査のひとつで、生活環境の変化に伴う健康状態を把握し、生活習慣病の予防や疾病の早期発見、早期治療につなげていくことを目的としています。
平成23年6月に開始された「県民健康調査」は11年以上経過し、「健康診査」でも多くのことがわかってきました。それらを、「健康診査」を受診された方々及び広く県民の皆さまにお伝えするため、コラムを用意しました。「健康診査」の検査項目と関連の深い生活習慣病などをテーマに担当医師が毎月執筆します。このコラムが、健康づくりへのヒントになれば幸いです。
2022年12月1日
島袋 充生
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター 健康診査・健康増進室 室長
糖尿病内分泌代謝内科学講座 主任教授
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