こころのケア・サポートチームの取り組み

甲状腺検査の一次検査で、ある一定以上の大きさののう胞や結節が見つかった場合、二次検査の通知がご自宅に届きます。二次検査で詳しい超音波検査や血液検査を行ったあと、心配ないことがわかる場合も多いのですが、それでも二次検査を受診する前は、多くの方が不安な気持ちで来院されます。
そのため、福島県立医大では、専門のスタッフがその他の医療スタッフと連携し、二次検査を受診される際のこころのサポートを行っています。

サポートスタッフは、二次検査の前に、検査を受けるにあたって心配されている内容をお伺いしています。そして、これから受ける検査の具体的なやり方をご説明し、どのような不安をもたれているかを他の医療スタッフと共有し、二次検査に関わるすべてのスタッフが、その不安に対応できるように働きかけています。

超音波検査や血液検査、それらの結果説明の場面では、サポートスタッフも同席させて頂き、診察後に再度、わからないことや聞きたいことがないかを確認しています。必要に応じて、パンフレットなどを用いて、補足の説明を行うこともあります。また、二次検査を受けられたあとも、何らかの不安がある場合には、その内容を丁寧にお聞きし、不安に思われていることを一緒に整理したり、どうすればよいかを一緒に考えたりしています。

そのほかにも、受診者の方が、進学や就職、結婚などに伴い、県外に出られる場合には、次の甲状腺検査がいつ、どこで、どのような手続きで受けることができるかを、サポートスタッフから情報提供しています。
二次検査を受けられる方は、次の一次検査のタイミングである2年後(あるいは5年後)にも二次検査の対象となる場合がありますので、現在の自分の甲状腺の状態や、甲状腺検査のメリット・デメリットなどを、できるだけ正しく理解して頂けるように支援しています。
二次検査の結果、保険診療での治療もしくはその後の経過観察が必要な方に対しては、ご希望によりその後もサポートを継続しています。

一次検査の結果が届いて以降、ご不安が続く方もいらっしゃることと思います。気になることがありましたら、こころのケアサポートスタッフにお声がけください。
二次検査に関するご相談やご質問はWEBでも受け付けています。ご心配なことがありましたらお知らせください。

福島県立医科大学以外で二次検査を受けられた方で、サポートが必要な場合は、担当の医師や看護師に相談するか、医学専用ダイヤルやWEB相談に連絡してください。サポートチームのスタッフも支援しますので、お気軽にご連絡ください。


WEB相談

二次検査に関するご質問・ご相談はWEBでも受け付けております。「二次検査WEB相談フォーム」をご利用ください。

医学専用ダイヤル

024-573-0205

受付時間:9:00~17:00(土・日・祝日・12/29~1/3を除く)

おかけ間違えのないようご注意ください。

お問い合わせ

福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター

〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地

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