検査の流れ

甲状腺検査は、福島県から受託して実施しています。実施には福島県立医科大学が中心となり、福島県内外の医療機関などと連携して行います。
検査は、甲状腺検査の対象者のうち希望する方全員に行う一次検査と、一定の基準を超えた方にのみ実施する二次検査とに分かれています。

検査の流れ

一次検査

一次検査では、超音波検査によって甲状腺の状態を観察します。結果は「のう胞」と「結節」の有無や大きさによって判断します。
のう胞や結節がみとめられなかった場合や、基準よりも小さかった場合は、2年ごと(20歳以上は5年ごと)に行われる次回の一次検査をご案内します。のう胞や結節の大きさが基準を超えていた場合は、一次検査の結果通知と併せて、二次検査をご案内します。

二次検査

二次検査では、①問診および診察、②より高精度の甲状腺超音波検査、③血液検査、④尿検査を実施します。これらの結果から必要と判断された場合、穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)をご提案し、了解が得られた場合にのみ実施しています。
二次検査の結果によって、治療や経過観察が必要となる場合があります。結果は、後日、受診者とそのご家族の方に医師から直接ご説明を行い、相談の上で二次検査後の対応を決定します。

検査の費用負担について

甲状腺検査は、一次検査と二次検査ともに無料で受診いただけます。
保険診療に移行後の費用負担は対象の方の状況(住民票のある自治体の制度等)によって異なります。福島県内に住民票がある場合は、18歳になる年の年度末まで、医療費は無料となります。また、福島県が実施する「県民健康調査甲状腺検査サポート事業」では甲状腺検査後に生じた経済的負担を支援しています。

お問い合わせ

福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター

〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地

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