甲状腺がんとは

甲状腺検査を受診すると、のう胞や結節だけでなく、「がん」が見つかる場合があります。検査を受診するかどうかを判断していただくための材料として、ここでは、甲状腺がんについてご説明します。

甲状腺がんの特徴

甲状腺がんは、若い方においては、発症しても命にかかわることはほとんどない、おとなしい性質のがんです。自覚症状がない場合が多いですが、甲状腺の腫れが大きくなる、喉の痛みや発熱などが起きる、呼吸がしづらくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりするなどの自覚症状が現れることがあります。成人の場合でも症状がなく、超音波画像等で偶然に発見され、治療となる場合があります。

甲状腺がんの原因

詳しい原因はまだ分かっていませんが、放射性ヨウ素による放射線内部被ばくは甲状腺がんになる原因のひとつです。しかし、普通に生活をしていてもがんが見つかることがあり、甲状腺がんの発症には放射性ヨウ素の影響だけではなく、色々な原因があると考えられています。

甲状腺がんの治療

甲状腺がんの多くは治療で治ります。甲状腺がんの治療は手術が中心です。治療した後も治療前と同じような生活を送ることができます。がんであっても自覚症状がない、小さくておとなしいがんは手術をせず、様子を見る場合もあります。

お問い合わせ

福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター

〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地

  • おかけ間違えのないようにご注意ください。
  • メールでのお問い合わせは、お返事を差し上げるまでに数日いただく場合がございます。
  • 医師、医師が所属する講座への直接のお問い合わせはご遠慮ください。